杖道は、白樫の丸い棒=杖を用いた武道です。
古武道の「神道夢想流杖術」を基に作られた現代武道です。
剣道のように自由に技を掛け合うのではなく、
決められた形に沿って技をかけていく形武道の一種です。
丸木である杖には刃がありません。
この刃がないという特性を活かして、
槍、薙刀、太刀の要素を兼ね備えた
千変万化する多種多様な技があります。
また、杖道の理念は「傷つけず 人を懲らして 戒しむる」と
平和的であり、現代に相応しい武道といえます。
杖道は形武道であるため、防具は一切使用せず、
老若男女、身長、体重の区別無く一緒に行えるのも大きな特長です。
10代の学生から60代のシニアの方まで、幅広い層の方が稽古をしています。