千葉県剣道連盟 杖道部会

杖道とは

杖道は、白樫の丸い棒=杖を用いた武道です。
古武道の「神道夢想流杖術」を基に作られた現代武道です。
剣道のように自由に技を掛け合うのではなく、
決められた形に沿って技をかけていく形武道の一種です。

丸木である杖には刃がありません。
この刃がないという特性を活かして、
槍、薙刀、太刀の要素を兼ね備えた
千変万化する多種多様な技があります。

また、杖道の理念は「傷つけず 人を懲らして 戒しむる」と
平和的であり、現代に相応しい武道といえます。

杖道は形武道であるため、防具は一切使用せず、
老若男女、身長、体重の区別無く一緒に行えるのも大きな特長です。
10代の学生から60代のシニアの方まで、幅広い層の方が稽古をしています。
杖道とは

使用する道具

武具は杖、木刀、稽古着は剣道着、袴、帯が必要です。
スポーツ用品店、武道具店等で購入することができます。
購入に際しては、入会・入門先の指導者や先輩方に相談することをお勧めします。
千葉県剣道連盟杖道部会マスコット

1、杖

長さ四尺二寸一分(約128cm)、直径八分(約2.4cm)の白樫の棒です。
杖

2、木刀

長さ三尺三寸五分(約101cm)、柄の長さ八寸(約24cm)の白樫の木刀で革鍔付きのものです。
木刀
※赤樫の杖や太刀、プラスチック製の鍔を使用することは
破損の危険があるために禁止されています

3、剣道着

色は紺色または白ですが、紺色が一般的です。
道着

4、剣道袴

剣道着同様、色は白、または紺色です。
剣道着と袴の色は同じものを使用してください。
袴の下に締める帯も必要です。
道着